当所の馮超弁護士は、日本貿易振興機構(JETRO)からの招待を受け、「ソフトウェア著作権侵害訴訟における悪意のある証拠保全妨害が判決結果に与える影響」というテーマで基調講演
2024-10-16 浏览次数:16752024年9月13日、日本貿易振興機構(JETRO)北京事務所主催の2024年度第5回中国知的財産動向セミナーが無事に開催されました。泰和泰法律事務所のパートナーであり、北京オフィス国際業務部の主任である馮超弁護士は、JETRO北京事務所の招待を受け、本セミナーの特別講師として講演を行いました。
馮弁護士は、具体的な案件を例に挙げ、ソフトウェア著作権侵害訴訟における証拠保全の申請の必要性について分析しました。第一に、裁判所に証拠保全を申請することは侵害行為を特定するのに役立ち、第二に、証拠保全の申請は権利者の利益の実現を保障するのに有利です。また、馮弁護士は、証拠保全の妨害が裁判所の証拠推定原則の適用に与える可能性についても深く解析しました。侵害者の妨害により証拠保全が実施できない場合でも、証拠推定原則を基に、証拠保全の妨害を重大な事情として考慮し、侵害による損害賠償額の決定において重要な要素として扱うことで、裁判所が権利者にとって有利な賠償額を決定することができるという点を強調しました。
最後に、馮弁護士は、現場およびオンラインの参加者とともに、セミナーのテーマに関する活発な議論を展開し、参加者からの質問に一つひとつ丁寧に答え、参加者からの熱い反響と高い評価を得ました。