李国剛氏は以前、中国商務部に20年余り勤務していました。2001年から2016年までアンチダンピング補助金相殺等の貿易調査処長を務め、50以上のアンチダンピング調査に関わってきました。
中国アンチダンピング法令の起草やアンチダンピング内部制度の制定に携わっていました。
2013年、当時世界最大の200億ドルに及ぶ中欧太陽光発電貿易紛争の中国側欧州訪問技術交渉代表団団長、交渉責任者として、EUと和解契約を締結しました。また、米国商務部や欧州委員会との会談の中国側貿易交渉代表者でもあり、幾度も米中合同商業貿易委員会や中国欧州貿易交渉に関与してきました。
李国剛氏は以前、中国政府を代表して幾度も世界貿易機関（WTO)の貿易交渉および協議に参加しました。
さらに中国政府を代表してRCEP、中-日-韓等の多くの自由貿易協定（Free Trade) 交渉に関与し、豊富な交渉経験と深い専門知識を有しています。
近年、李氏は幾度も中国の有名企業の代理人として米国税関・国境警備局（CBP）の税関差押令状措置や米国商務省BISの輸出規制措置に対応し、豊富な経験を積んでいます。
李氏のクライアントには米国ADM、米国コーニング社、上海電気集団、米国OXEA、韓国韓華集団、欧州オウトクンプ社（Outokumpu）、欧州アペラム（Aperam）、李寧股份有限公司、合盛股份有限公司等があります。

1998～1999 対外経済貿易大学 経済学修士
2010～2011 米国大学ワシントンロースクール法学修士

1994～2000 対外貿易経済合作部 計画財務司
2000～2001 対外貿易経済合作部（現商務部）条法司
2001～2016 商務部進出口公平貿易局／貿易救済調査局
2016～2018 米国ホワイト&ケース法律事務所ワシントンオフィス 弁護士／シニア顧問
2018～現在 泰和泰（北京）法律事務所 顧問
社会における活動および会員資格 米国国際法協会 顧問

2011年米国国務省ハンフリー奨学金獲得者

合盛硅業有限公司を代表して米国税関・国境警備局（CBP）税関差押令状に対応。
李寧股份有限公司を代表して米国税関・国境警備局（CBP）税関差押令状に対応。
合盛硅業有限公司を代表して米国商務部BISの輸出規制事件に対応。
世界最大の穀物商社ADMを代表して中国のコウリャンアンチダンピング事件に関与。
光ファイバー発明者・米国コーニング社を代表して中国の光ファイバーとプリフォーム再審査事件に関与。
上海電気集団を代表して固定具再審査案件に関与。
米国OXEAを代表してn-ブチルアルコールアンチダンピング案件に関与。
欧州鉄鋼会社オウトクンプ社、アペラム社のステンレスアンチダンピング事件を代表。
韓国錦湖P&B化学株式会社（KUMHO P&B CHEMICALS,INC）のメチルイソブチルケトン（MIBK）とビスフェノールA再審査案件を代表。
韓国韓華株式会社ポリシリコン再審査事件を代表。
日本の株式会社牧野フライス製作所横形マシニングセンタアンチダンピング案件を代表。
日本の株式会社フジクラと日本信越化学工業株式会社の光ファイバー再審査案件を代表。
日本電気化学株式会社のクロロプレンゴム再審査案件を代表。

中国アンチダンピング調査規則と実務-----開明出版社
WTO貿易救済事件紛争解決研究-----開明出版社
「米中第一段階の貿易協定を慎重に評価する」-----英国フィナンシャル・タイムズ
中国は対米和平交渉の機会を捉え戦いをやめ、損失を止めるべき—シンガポール『聯合早報』
How China’s Version of CFIUS Will Expand Security Review - Law360